産経新聞「本の顔」坂川栄治氏
産経新聞の読書欄「本の顔」に、坂川栄治氏が登場しています。ノモンハン事件に題材をとった、津本陽氏のドキュメンタリー小説『八月の砲声』について語っています。
若い世代にアピールする必要性は薄いとみたが、さりげなくモダンさも盛り込む。サブタイトルの背景を黒くして文字を白抜きで浮かび上がらせ、ライトブラウンのカバーとのコーディネートを考え、帯には白い紙を使った。 書店の店頭で手に取った本を、いかにカウンターに持っていかせるかを考えるのも装丁家の仕事という。だから坂川氏は、手触りも本の価値の一部だと考えている。 「本の価値を決めるのは、中身が一番、外見が二番、手触りが三番。ところが、書店の店頭にあるときだけはそれが逆転してしまう。並んだ本に手を伸ばさせるだけでなく、手に取った本を買う気にさせるために手触り感は重要。装丁家の腕の見せどころがくるわけです」 数々のベストセラーを手がけた坂川氏だが、自分の装丁を「作品」として意識したことはない。 「自分にとって装丁は、車や電化製品と同じ商品。だから、あの人に装丁をやってもらうと本が売れる、という評価がうれしい」 それが、本を売るためにデザインや手触りなど、売るためのさまざまな仕掛けを考える動機付けになるという。 「とにかく売れればいいと、派手な色使いをするのではなく、品のよさを読者が感じ取ってもらえるような本作りをしたい。本棚に入れて、十年たってもいい本だと思ってもらえるような本作りが理想ですね」 ソースはこちら
「04:装丁に関する本・雑誌記事」カテゴリの記事
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津本 陽
八月の砲声―ノモンハンと辻政信
「八月の砲声 ノモンハンと辻政信」
津本陽・著
講談社・出版
『司馬さんが、書こうと思っても書けなかった、ノモンハン』
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