装丁トリビア
「日本の装幀史の本格的なスタートは、一九〇五年に出た橋口五葉による夏目漱石の『吾輩ハ猫デアル』(上篇)に始まるとするのが定説」(『装幀列伝』臼田捷治 平凡社新書 2004、p177)
「一九七〇年代半ばごろまでは、学術書を中心に編集者あるいは社内装幀の占める割合はかなり高いものがあった。」(『装幀列伝』臼田捷治 平凡社新書 2004、p11)
「中国にも「装幀」という言葉はありますが、これは30~40年代に日本から輸入された言葉です。近年では、ブックデザインを意味する「書籍設計」という言葉が主流で、「書籍芸術」という言葉も使われるようになりました」(『ダ・ヴィンチ』2005/05号 「中国の最新ブックデザイン」176ページ)
「日本のやうに機械の利用出来ぬ処では十分な事は出来ないでせうが、兎に角もつと美しい装幀の本が出て好いと思ひます。装幀者、印刷工、出版書肆に人を得れば、必しも通常の装幀費以上に多分の金を使はずとも、現在行はれてゐる装幀よりもずつと美しい装幀が出来る筈です。小生はその点では装幀者に小穴隆一君を得てゐる事を頗る幸福に思つてゐるものです。右とりあへず御返事まで。」(装幀に就いての私の意見・芥川龍之介 底本:「芥川龍之介全集 第十二巻」岩波書店)青空文庫











